読書と散歩

そのまんま。

6月の読書メーターまとめ

2016年6月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3040ページ
ナイス数:244ナイス

現場主義の知的生産法 (ちくま新書)現場主義の知的生産法 (ちくま新書)感想
現場と一生付き合うつもりで調査しろ等の趣旨には共感するけど、下戸の方には悪いがという但し書き付きで、飲みニケーション必須と熱弁している箇所には(ああ、嫌だなあ、、)とドン引きした。一緒に飲まなきゃ信頼関係結べないような人とは別に仕事うまくいかなくてもいいや。下戸じゃなくても、酒なんか飲みたくない人はいっぱいいるだろうに。
読了日:6月26日 著者:関満博
喰らう読書術 ~一番おもしろい本の読み方~ (ワニブックスPLUS新書)喰らう読書術 ~一番おもしろい本の読み方~ (ワニブックスPLUS新書)感想
『0点主義』と内容が重複しているが、こちらは読書に特化している。本を好きになると、失うもの多い人生になるよ、と警告した上で平井呈一紀田順一郎との馴れ初め、井原西鶴や足穂のどこが面白いか、新旧の博物誌を古書店で見つけた時のことなどが語られます。
読了日:6月26日 著者:荒俣宏
気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている (講談社文庫)気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている (講談社文庫)感想
マクドナルドはかつて高級食だった、という指摘に、思わず首肯。マクドナルドで誕生日パーティーする子、いたなあ。かつてのマクドナルドは、ドナルドの他にハンバーグラーとかビッグマックポリスとかのキャラクターもいて、かなりバタくさかった。ちょうど当時開園した東京ディズニーランドとイメージの被る、アメリカの香り漂うテーマパーク的な場所だったんだよな。
読了日:6月24日 著者:村瀬秀信
コレデオシマイ。コレデオシマイ。感想
十数年ぶりに再読。自らの小説に登場させた歴史上の人物や先達の作家評から滲み出る風太郎自身の人間観。
読了日:6月21日 著者:山田風太郎
野坂昭如 (KAWADE夢ムック 文藝別冊)野坂昭如 (KAWADE夢ムック 文藝別冊)感想
お洒落にしろ食べ物にしろ、三代以上続かなきゃ本物が出来上がるわけがないというこの人の考え方は江戸っ子の定義が元なのかな。「戦後、こんなに日本人が苦労してきたのに、グルメなんてふざけるんじゃない。そんないい物を食べて育った人間がどこにいるんだ」お爺ちゃん格好いいぜ!!刹那的なやけっぱちの色気に満ちたムック本。
読了日:6月18日 著者:
ヤコブソン・セレクション (平凡社ライブラリー)ヤコブソン・セレクション (平凡社ライブラリー)
読了日:6月12日 著者:ロマンヤコブソン
だれかのいとしいひと (文春文庫)だれかのいとしいひと (文春文庫)感想
恋愛相手は一時たまたま一緒にいるだけの人、と考えているらしい男女がどの短編にも出てきて、刹那的なモノローグを展開している。読んでてちょっときつかった。
読了日:6月12日 著者:角田光代
猫町 他十七篇 (岩波文庫)猫町 他十七篇 (岩波文庫)感想
表題作もいいけれど、最後に収められたエッセイ『老年と人生』にとても共感。老年になって得られる平穏もあるのですよね。
読了日:6月12日 著者:萩原朔太郎
異都発掘―新東京物語 (集英社文庫)異都発掘―新東京物語 (集英社文庫)感想
新宿西口にまだ都庁が建っていない頃に書かれた本。この本に文や写真で載せられた明治や戦中の東京の面影は大部分失われている。でも薄皮一枚剥がせば、でろりと魔都は今でも姿を現わすかもしれない。
読了日:6月10日 著者:荒俣宏
柳田國男と考古学―なぜ柳田は考古資料を収集したのか柳田國男と考古学―なぜ柳田は考古資料を収集したのか感想
柳田國男が石器や土器を収集していた頃は、民俗学同様考古学も産声をあげたばかりだった。しかし、日本先住民についての幾多の論争の末、土器の模様や骨に固執する考古学と袂を別つ。詩人でもあった柳田には西洋文学という土台があり、学問上も言葉・精神性を重視したことが一つの原因として挙げられている。柳田に対する見方を少し変えさせられた。
読了日:6月6日 著者:設楽博己,工藤雄一郎,松田睦彦
食は異なもの味なもの―食から覗いた中国と日本 (歴博ブックレット (18))食は異なもの味なもの―食から覗いた中国と日本 (歴博ブックレット (18))感想
千葉県佐倉にある歴史民俗博物館発行のブックレット。いきなり昆虫食いから始まりハードル高いなと身構えたが、その後は馴染み深い餃子、馴染み深くはないけど存在することは知ってるフカヒレ等の、中国と日本の食習慣の比較が続きます。我々からするとゲテモノと感じられても、食の好き嫌いはその地や家庭の教育に深く根ざしており、他者からみれば日本の踊り食いなどもゲテモノなのだという結びで終わるかと思いきや、どんなものでも食べられる!と豪語していた30代の著者が己の信念を打ち砕かれたという唯一の食べ物が最後に明かされます。
読了日:6月4日 著者:西谷大
「奇跡の自然」の守りかた: 三浦半島・小網代の谷から (ちくまプリマー新書)「奇跡の自然」の守りかた: 三浦半島・小網代の谷から (ちくまプリマー新書)感想
多分、現地を歩いて感動していなかったら手に取らなかったであろう本。著者達が、自然保護運動につきものの戦闘的・政治的な態度を徹底的に排除しつつ、地主・企業・行政と対話を長年にわたり繰り返してきたことがわかる。
読了日:6月3日 著者:岸由二,柳瀬博一
Lion of Boaz-Jachin and Jachin-BoazLion of Boaz-Jachin and Jachin-Boaz感想
荒俣宏訳『ボアズ=ヤキンのライオン』として1984年に発行されているものの親本。英語は平易で読みやすい。でも一筋縄ではいかない物語。父と子の関係性、夫と妻の関係性の脆弱さ。その中で幻のように幾度も登場するライオンの意味するものは、はたして何か?
読了日:6月2日 著者:RussellHoban